payomu「スティックで飯を喰う」

ようこそ!
MMYで「ボケ&Drums」を担当しているpayomuです。
このコーナーはDrumsだけでなく世の中を、俺独自の視点でまじめに(ムリかなぁ〜)
書いていきたいと思いますので、ちょくちょく見に来てやってくださいね。
第6回…いまさら?自己紹介?(PART1)
第5回…忘れかけていたモノ
第4回…音って正直者?
第3回…なぜ楽しそうか?って。
第2回…バンドって何!
第1回…スティックで飯を喰う?

  第6回…いまさら?自己紹介?(PART1)

いよいよ1999年もあとわずか.....っていうか
明けましておめでとう!って言うほうが、
見てもらっている人には正しいかな?
過去5回に渡って言いたい放題言ってるんですが、よく考えたら
自己紹介というか、俺の音楽経歴を言ってなかったので
2000年を記念して言っておこうかな、と......いまさらですが....。

まず、初めて音楽を演奏するようになったのは、中学2年の時。
友人と姉の影響でフォークギターを弾きはじめた。
それまでは、コンピュータープログラマーになるのが夢だったのが
あっ!!!っというまに、ミュージシャンに早変わり、しかもギタリストに!
今思えばルックス的に無理やんねぇ〜。(爆汗)
コピーしたのは、ビートルズ、アリス、サザン、
オフコース、村下孝蔵など。(歳ばれるぅ〜)
その頃から、友人が作曲、俺が作詩をしてオリジナル曲も作りはじめる、と同時に
世間では、カセットテープでの多重録音機も発売になり自宅録音に懲りはじめる。
しかし、見た目のカッコよさに憧れ、エレキギターに転向。

高校入学後、軽音へ入部。同じ中学から軽音に入ったのは
俺を含めてギター志望の男3人。他校からの同期を含めると十数人いたが
男のドラムがいなく三年の先輩に3人が呼び出される。
「この中でドラムするヤツはおれへんのか?」と言われ「考えときます」と答えるが
「考えるってことはやる気のないことやな?」とスゴまれ大いに悩む。
悩みに悩んだあげく帰宅途中、俺が
「俺、ドラムするわ。こんな体型やし。ドラム似合うし....。」
このひとことが、大きく人生を狂わす(?)ことに。
当時ドラマーといえばイメージ的に太った人、
野球で言うキャッチャーみたいなイメージが強く、
肥満人生を歩み続けている俺には、
非のうちどころがない完璧な理由に友人2人もヘンに納得。

その後、波瀾のドラム人生が始まる.....が、この続きはPART2で。

 ※ここで一句
  体型が 俺の人生 モロ影響
         それにつけても 金の欲しさよ byぱ
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  第5回…忘れかけていたモノ

この間、ちぃぱっぱでボランティアライブを行った。
バイショウのノリで多種多彩な曲を数多く演奏した。
しかし、数カ月の練習期間によってライブをする目的だけでなく
忘れかけてた大切なモノを取り戻せた。
それは、「上手くなりたい」っていう音楽に対しての素直な心。
今までもなかったわけじゃないけど、
「自分のやりたいことができる幸せ」というのが薄れていたのかもしれない。
大好きなメンバーで、大好きな観客の前で、大好きな音楽を演奏する!
それで十分....でも、それに甘えていた自分を見つけた。
ノリ一発!気持ち一発!で過ごしていたのかもしれないと...。

「技術が向上する」それは決して、音楽する上での全てではないと思う。
しかし、自分のやりたいことができる「幸せ」「満足感」。
それはまさに「できる」という大前提があるからこそである。
単純にテクニックをひけらかすのではなく、ただの8ビートであっても
気持ちよいドラム、リズムがだせる...いや、できる。

学生の頃、毎日何時間も同じことを練習した。
それは苦痛ではなく、いずれ訪れる幸せが見えていたから
楽しかった......そんな気持ち。

この曲がしたい!こんなことがしたい!
そんな一番素直な気持ちが、「できない」という事で終わってしまう。
それは何よりも一番自分がみじめでなさけない事。

今回のライブは決して100満点ではない。
最終的には時間的に妥協せざるをえなかった部分もたくさんあった。
しかし、忘れかけていたモノを思い出させてくれたライブ。
いつまで続くかわからないけど、
この気持ちを忘れないようにしていきたい...。

毎度のことながら今回も俺なりの意見を述べてみましたが、ぜひ、みなさんの
ご意見ご感想も、賛否両論に関わらず聞かせてください。それでは、また。

 ※ここで一句
  マジな俺 内容よくても 似合わない
               それにつけても 金の欲しさよ byぱ

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  第4回…音って正直者?

みなさんも経験があると思うのですが、楽器って湿度などによって
微妙に音が変わってきますね。雨の日ならべったりした感じになったり、
晴れた日なら抜けの良い感じになったり...。
でも、やっぱり一番影響力があるのは、演奏する人の調子ですよね。
体調ももちろん影響しますが、やっぱり精神的な部分が大きいように感じます。
不安な事などがあると、音も不安な感じになると思うんですよ。
特にライブとかは露骨にでてきます。だからこそ、俺は言いたい!
ライブの時ぐらいは、「世界で一番自分が上手いと思え!」
「今日の客は、俺の音で幸せにしてやると思え!」
実際、技術的に下手でも仕方がない。
そんなことは聴きゃわかること、そんなことは練習すれば治ること。
そうでなくライブの最中ぐらいは、強い精神力の持ち主になって欲しいと
思うんです。っていうか、ずうずうしいぐらいの気持ちが必要だと思うんです。
確かに練習不足や音楽以外の悩みなどで、人それぞれ不安な気持ちはあるでしょう。
しかし、演奏を聴きに、見に、来てくれてる人にはなんの関係もありません。
そんななんの関係もない人に、そんな不安な音を聴かせるなんて
失礼きわまりないと思いませんか?
たかだか1時間や2時間の間、不安な事をわすれて
ずうずうしい人間になっても罰はあたらないと思いますよ(笑)

毎度のことながら今回も俺なりの意見を述べてみましたが、ぜひ、みなさんの
ご意見ご感想も、賛否両論に関わらず聞かせてください。それでは、また。

 ※ここで一句
  毛むくじゃら 俺の心臓 まっくろけ
               それにつけても 金の欲しさよ byぱ

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  第3回…なぜ楽しそうか?って。
俺がライブに出て、かなりの確率で見に来てくれた人に言われること、
それは、「楽しそうにドラムを叩くね」や「なんでそんなに楽しそうなん?」
最近、眼鏡をはずしてコンタクトにかえたんで「顔、こわい」っていうのも
ありますが...。(笑)

一番最初に言われたのは確かまだ十代のころ、6月の大阪城野外音楽堂で
演奏した時だったと思います。晴れた初夏の陽射しを浴びながら、高中正義とか
松岡直也を演奏した時のこと。
「俺ってなんて気持ちいいことをしてるんやろ」
という思いが、無意識に顔に出てたんでしょう。......たぶん(笑)

だから、俺は思うんですよ!なぜ楽しそうなのか?それは........。
楽しい!からなんですよ。大好きなメンバーと大好きな音楽を
大好きな人達に見てもらって楽しくないはずがない。
時には演奏技術が追いつかず、苦しそうな顔もするし、バラードでニコニコしていて
曲のイメージが崩れることもありますが(笑)やっぱ、楽しい!んですよ!
だから逆にバンドをしている人に俺が聞きたい。
「バンドって楽しくない?」って、「音楽って楽しくない?」って....。
曲の雰囲気やバンドのカラー等でニコニコしてるのは「ダメ」なら話は別ですが、
曲や演出で客を盛り上げているのにメンバーはみんなしかめっ面なんて、
変だと思いませんか。

毎度のことながら今回も俺なりの意見を述べてみましたが、ぜひ、みなさんの
ご意見ご感想も、賛否両論に関わらず聞かせてください。それでは、また。

 ※ここで一句
  楽しくて 嬉しいけれど テクはなし
             それにつけても 金の欲しさよ byぱ

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  第2回…バンドって何!
「バンドって何!」そう、ドラマーには無くてはならないモノ......バンド。
だって、「ギター弾き語り」や「ピアノの弾き語り」はあるけど
「ドラムの叩き語り」は、ないもんねぇ。(笑)
バンドがあってこそ、ドラマーの真価が問われますよね。
でもバンドはドラマーの真価を問うためだけにあるんじゃないと思うんです。
これから言う事は、すべてにあてはまるとは言えません。
しかし最近のバンド(特に高度なテクニックを持った素人バンドに
よく見られるんですが...)に、もう一度、考えてもらいたいんです。
バンドって何かを!

まず「ドラム&ベース」。
この二つの関係は、お互いを上手に聴こえさせることもできるし、
下手に聴こえさせることもできる。助けあう事もできれば、足を引っぱりあう事も
できる。まさに切っても切れない関係。
そして「ギター&ピアノ・シンセ」。
俗にいう「うわモノ」ですね。でも実際はバックにまわったり大変なパート。
心おきなく音楽を楽しめるようにしてあげるには、リズム隊がしっかりして
あげることが大切。
最後に「ヴォーカル」。
ヴォーカルは「バンドの顔」。人の心に想いを伝えることが一番できる重要な
楽器であり、ドラマーが、ある意味もっとも気づかってあげるべきパート。

上記で言いたいことは、バンドではドラムが一番エライ!なんてことじゃないんです。
バンドっていうのは、どのパートも「みんな大切!」ってことなんです。
あくまでもドラマーの立場から見た意見です。各パートから見ればきっと違う意見も
あるでしょう。しかしパートが違っても絶対変わらないもの、
それが「みんな大切!」なんです。当然、曲によっては参加しないパートも
あるでしょう。

でも、演奏してなくてもメンバーはメンバーであり、バンドなんです。
「みんな大切!」の気持ちがあれば、多少テクニックがなくても
言葉にならないほどの快感があるんです。

「う〜ん。ど〜でしょう〜?いわゆるひとつの
ラブリ〜ってやつですかぁ?」(長嶋風)

第2回も俺独自の考え方なんですけど、みなさんはどう思われましたか?
ご意見ご感想、賛否両論に関わらず聞かせていただけたら幸いです。ほんじゃ。

 ※ここで一句
  メンバーの 笑顔があれば 大満足
               それにつけても 金の欲しさよ byぱ

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  第1回…スティックで飯を喰う?
「スティックで飯を喰う!」そう、この言葉は一度でもプロを目指したドラマーなら、
憧れたことがあるでしょう。でも簡単!ティンバレススティックなら細くて持ちやすく、
さい箸の代わりにバッチリ!但しちゃんとスティックを洗ってから使いましょうね。
.......えっ?違う?やっぱり、基本的なボケは押さえておかないと...。
で、プロを目指している方も、趣味でバンドをしている方も、ちょっと考えてみて下さい。
「スティックで飯を喰う」とは=「プロ」という事ですよね。
でも、音楽を楽しむならプロ・アマは関係ありません。しかしプロ・アマ関係ない
と言っても、ライブをするならそれなりのテクニックが必要になってくるのは事実です。
例えば、目からビームが出る程のテクニックは必要ないと思うんですが、口からが
出る程のテクニックは必要だと思うんです。<どんな例えや!(笑)
 ようするにライブをするならプロ・アマを問わず最低限の事は身につけようって事です。
ただ単に、手足の動きや規則正しいリズムなら教則本とメトロノームがあればOK。
俺が言いたい最低限のテクニックとは「人へのテクニック」も身につけようって事です。
 ライブはバンドとスタッフ、そして「客」が居て成り立つもの。
「聴かせる」「聴いてもらう」のと同時に「見せる」「見てもらう」という気持ちが
大切だと思うんです。わざわざチケットを買って時間を裂いて来てくれているのに、
ただ淡々と演奏だけを聴かせるならCDやテープで十分。
このバンド「おもろい!」とか「かっこいい!」と思ってもらって、次も「見たい!」
「見に来よう!」にならなければ、親友さえ次回からは来なくなってしまいます。
(姿を見せるだけで満足してくれる程の客がつけば問題ないんですが...。)
「人へのテクニック」とは、演奏技術だけじゃなくて「見せる」「見てもらう」という
気持ちとそれを表現する技術の事なんです。

 「ど〜ですか〜!」(猪木風)あくまでも俺の考え方なんですけど、
みなさんのご意見ご感想、賛否両論に関わらず聞かせていただけたら幸いです。
ほんじゃ。

 ※ここで一句
  テクニック プロにも負けない 気持ちだけ
               それにつけても 金の欲しさよ byぱ

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